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初期研修プログラムの概要

横浜医療センターで初期臨床研修を考えている皆さんへ

院長 宇治原 誠

 当センターは平成 22 年 4 月から全面的に更新築となった新病院での診療が開始されました。地域住民に選ばれる病院を目指し、建物、診療機器も更新し、横浜市西部地域中核病院として救急救命センター、周産期センター、NICUなどの充実も図りました。急性期病院として非常に充実した病院になったと自負しております。
 初期研修プログラムも優れたものとなってきております。490 床,32 科の急性期総合病院として、優れた研 修指導医のもと充実した研修ができます。また、臨床各科の垣根も低く、研修科以外の先生にも気軽に相談できます。なによりも優秀でやる気のある研修医仲間は一生のよき友となるでしょう。
 研修終了後は本人の希望により、当センターの後期研修医としての採用、大学医局への入局、他施設での更なる研修などを応援します。
 当センターは新病院での診療開始以来、患者数が飛躍的に増加してきており、地域病院として、急性期病院として幅広い疾患を持つ患者を経験できます。地域に貢献する診療能力の高い医師となることを目指す、やる気の ある若い諸君の参加を切に希望しています。


初期臨床研修プログラム責任者からのメッセージ

統括診療部長 宮崎 弘志

 横浜市西部に位置する当院は、程良い距離で都会の喧騒から離れ、研修に専念できる環境にあります。490床で外科、内科ともバランスが取れていますし、救急、災害医療の拠点病院となっています。精神科病床がある総合病院は神奈川県内でもわずかしかなく、薬物中毒などの緊急疾患からリエゾン精神医学まで、精神科に興味がある方にも満足のいく研修を行う事ができるでしょう。
 横浜市や東京都内での各種学会、研究会などに参加するのに不便はありません。横浜中心部、また湘南・鎌倉へも30分と充実した休日も過ごせます。
 横浜地区での研修を考えておられる医学生の方は是非当院での研修を検討して頂きたいと思います。まずは、病院を見に来て頂き、また話を聞いてもらう事で当院の良さがおわかり頂けると思います。病院見学案内をご参照のうえメールでお申し込み下さい。熱意のある研修志望者を待っています。


研修目標

 『患者さんに信頼される医師としての基本的な資質を修得するとともに、現代医療に伴う各種の問題を理解し、且つ臨床医として最低限必要な医療行為が行えるように基本的知識、技能、態度を修得し、患者さんに信頼される臨床医としての基本的な資質と専門医取得に向けた基礎を身に付ける』
 研修目標に沿って作成されたものが当院の初期研修プログラムです。研修医は必ずローテートする科の指導医の監督、指導のもとに一般的な疾患を中心に外来および病棟の患者さんを実際に診療します。横浜医療センターは 32 診療科を有する総合病院であり、必修研修科以外の診療科の研修が可能です。また、初期研修終了後も、日本専門医機構が認定する専攻医プログラムの協力病院として、多くの診療科で研修を行う事ができる様に体制を準備しています。


横浜医療センターの概要

 当院ホームページの「病院情報」にて、病院理念や診療科情報、各種統計を公開しています。

○病院情報はこちら


研修プログラムの概要

 当院は、基幹型研修病院として初期研修プログラムを策定しています。プログラムは必修科目(内科、救急、外科、産婦人科、小児科、精神科、地域医療)と選択科目となります。内科研修は6週間を1単位とした研修で、7科の内科系から4科を選択します。外科研修は4週間を1単位とした研修で、(消化器)外科1単位に加え、(消化器)外科を含む6科の外科系から1科を選択します。産婦人科、小児科、精神科は4週を必須としています。救急は1年目に 3ヶ月間連続での研修となり、さらに救急当直研修として夜間、休日の日当直時に救急外来と救急車対応(1~3次救急)を指導医の下で診療を行います。
 当院の当直体制は7列(救急科、第1: 脳神経外科・脳神経内科、第2: 循環器内科・心臓血管外科、第3: 外科・整形外科、第4: 内科諸科、 第5: 産婦人科、第6: 小児科)体制であり、これに1年次、2 年次の研修医が加わります。
 地域医療研修は2 年次の研修となりますが、主に戸塚区内の診療所を中心に地域に根差した医療体制を実地に経験する事を目的としています。1週ごとに研修先が変わるため、様々な形で行われている医療活動を学ぶことができます。
 また地域医療研修として、鹿児島県立大島病院や平戸市民病院での研修も希望することが出来ます。
 選択科目はそれぞれ 4週を最小研修期間として研修可能です。もちろん、1年次に研修した必修科目を再度選択して、2年目研修医として研修することも可能です。なお、研修先診療科の変更は可能ですが、十分に先立って変更の申し出を行う必要があるうえ、必ずしも変更が可能であるとは限らない点にご留意願います。  一般外来研修は計20日間行いますが、地域医療研修中に週2日の並行研修で実施し、不足分を当院の総合内科外来にて実施することになります。

履修表


たすき掛けプログラムについて

 当院は、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、山梨大学医学部附属病院と連携し、たすき掛けプログラムに協力しております。当該プログラムの方は当院で1年間研修します。


院内教育

 医師臨床研修において、業務を通じたトレーニングのほかに、カンファレンスや、講習会などを通じたトレーニングも大事な要素です。以下に一例を示します。
○新採用等オリエンテーション及び新採用研修医向け研修会
 当院の概要や社会人としての態度から、医療ガスの取り扱い、豚皮を使った縫合実習や整形外科医による骨折時のシーネ固定術、CVC 講習会など、多彩な研修を約 1 週間行います。
○AHA BLS コース/AHA ACLS コース
 受講院内で開催されるBLS/ACLS講習は正式な AHA コースです。
○モーニングレクチャー
 各診療科持ち回りでほぼ 1 年間を通じて行われる、多彩なテーマでコンパクトなレクチャーです。
○大型研修会
 医療安全や感染対策など、医療従事者として必要な知識を習得するための研修会を全職員対象で行っています。
○国立病院総合医学会
 全国最大の病院組織である国立病院機構内で開催される学術学会です。多くの研修医の学会デビューとして 積極的な発表を推奨しています。
○研究倫理教育eラーニング一般財団法人公正研究推進協会(APRIN) 研究倫理教育eラーニング
 医師として大きな素養である、研究心を形にする医学研究に関する倫理教育を行っています。
○緩和医療研修
 がん診療関係の資格に要求される基礎的な緩和医療研修です。


待遇

○身分:期間職員
○給与:約 30 - 40 万円(手当込・税抜)  賞与なし
○休暇:年休23日間(年間)
○時間外手当・当直手当:あり
○健康保険・社会保険:あり
○住居:リース宿舎あり(自己負担月4万円程度、光熱水料別) 駐車場代月8,250円
○勤務医賠償責任保険:自己負担で加入
○当直・当番業務:平均月4~5回程度
※救急科ローテーション期間中は、通常とは異なる当直・当番業務の編成になります。
○時間外勤務時間
時間外勤務時間前年実績:424 時間/年
想定時間外・休日労働時間数:720 時間/年(上限960時間/年)
医師の時間外労働規制に関し、A 水準を取得する。
当直業務のない通常の日勤及び日直業務においては、原則として始業から 24 時間以内に9時間の連続した休息時間を付与するが、これが付与できない場合には当該事象が発生した月の翌月末までに代償休息を付与する。
当直業務については、原則として始業から46時間以内に18時間の連続した休息時間を付与する。これが付与できない場合には当該事象が発生した月の翌月末までに代償休息を付与する。
○その他:研修医室に専用机・椅子貸与。図書館のPC(共用)使用可。敷地内駐車場利用可(有料)


留意点

 当院研修医として採用が決まった方には、採用前にローテーション希望表を提出していただきますが、各診療科の定員の関係で、必ずしも希望通りとはならない場合がありますので、その点ご了承願います。


参考

横浜医療センター初期臨床研修説明会資料(2024年版)(PDF)【NEW】
年次報告、プログラム変更・新設届出書(PDF)
プログラム冊子(2024年版)(PDF)【NEW】
指導医名簿(PDF)


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