初期研修プログラムの概要


院長 宇治原 誠
当センターは「専門診療」と「救急診療」を二本柱として、33の診療科を有し、横浜市南西部の地域中核病院として地域医療に貢献しています。救命救急センターや地域周産期母子医療センターを備え、横浜市小児救急医療拠点病院、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院などの指定・認定も受けています。
また、病院機能・診療体制の充実を継続的に図っており、近年では手術室の増設、ロボット支援手術機器の導入、放射線治療機器の更新を行いました。さらに、無痛(麻酔)分娩の開始や医療DXの本格導入にも積極的に取り組んでいます。
初期研修プログラムについても、質の高い内容であると自負しています。高度急性期総合病院として、経験豊富な指導医のもとで充実した研修を受けることができます。診療科間の垣根が低く、研修科以外の医師にも気軽に相談できる風通しの良い環境が整っています。
研修修了後は、本人の希望に応じて、当センターでの後期研修医としての採用、大学医局への入局、他施設でのさらなる研修など、多様な進路選択を支援します。
当センターは2010年の新病院開院以来、患者数が飛躍的に増加しており、多様な疾患を経験できる環境にあります。地域に貢献できる高い診療能力を備えた医師を目指し、意欲ある医学生の皆さんのご応募をお待ちしています。

教育研修部長 鉾碕 竜範
皆さんは、どのような環境で医師としての第一歩を踏み出したいですか?
「多くの診療科を経験し、医師としての視野を広げたい」
「同期や先輩と切磋琢磨しながら、着実に成長したい」
そんな皆さんの理想を、妥協することなくすべて叶えられる環境が当院にはあります。
当院の大きな強みは、研修医の数が多すぎず少なすぎない、“お互いの顔が見えるちょうどよい規模感”です。研修医室はいつも活気に満ち、診療科の垣根を越えた相談や議論が日常的に行われています。また、ローテート中も、指導医からマンツーマンに近い距離感できめ細やかなフィードバックを受けられます。
「誰も孤立させず、全員で支え合いながら、医師としての確かな土台を築く」
そんな温かさと医療への情熱が、当院には息づいています。
百聞は一見に如かず。ぜひ一度、病院見学にお越しいただき、この“居心地の良さ”と“学びの質の高さ”を肌で感じてみてください。皆さんとともに働ける日を、指導医・スタッフ一同、心から楽しみにしています。

当院の初期研修プログラムは、
『患者さんに信頼される医師としての基本的な資質を修得するとともに、現代医療に伴う各種の問題を理解し、かつ臨床医として最低限必要な医療行為が行えるように基本的知識、技能、態度を修得する』
という目標のもとに作られています。
期間中は指導医が手厚くバックアップし、外来から病棟まで、実際の診療を主体的かつ安全に経験することができます。33診療科を擁する総合病院の強みを活かし、必修科にとどまらない多彩なキャリアの選択肢を提供します。
また、初期研修修了後も日本専門医機構認定の専攻医(後期研修)プログラムの協力病院として、シームレスな医師人生のスタートを強力にサポートします。

当院のホームページ内「病院情報」では、私たちの目指す医療の姿(病院理念)をはじめ、各診療科の特徴や、日々の活動がひと目でわかる各種統計データを公開しています。
○病院情報はこちら

当院は基幹型研修病院として、以下の通り初期研修プログラムを策定しています。プログラムは必修科目(内科、救急、外科、産婦人科、小児科、精神科、地域医療)と選択科目で構成されています。
【必修科目について】
- 内科研修は6週間を1単位とし、7つの内科系診療科から4科を選択して研修します。
- 外科研修は4週間を1単位とし、「(消化器)外科」1単位に加え、6つの外科系診療科から1科を選択します。
- 産婦人科・小児科・精神科は、それぞれ4週間の研修が必須となります。
- 救急は、1年目に3ヶ月間連続での研修を行うほか、救急当直研修として夜間・休日の日当直時に、指導医の指導・管理のもとで救急外来と救急車対応(1次~3次救急)の診療を実地で学びます。
- 地域医療研修は2年次に行います。主に戸塚区内の診療所を中心に、地域に根差した医療体制を実地に経験することを目的としており、1週間ごとに研修先が変わるため、様々な形で展開されている医療活動を幅広く学ぶことができます。また、本人の希望により、鹿児島県立大島病院や平戸市民病院での研修を選択することも可能です。
- 一般外来研修は計20日間行います。基本的には地域医療研修中に週2日の並行研修として実施し、不足分については当院の総合内科外来にて実施することになります。
【選択科目について】
選択科目は、それぞれ4週間を最小研修期間として研修可能です。もちろん、1年次に研修した必修科目を再度選択し、2年目研修医としてさらに習熟度を高める研修を行うことも可能です。
※なお、研修先診療科の変更は可能ですが、十分に先立って変更の申し出を行う必要があるほか、研修効果を踏まえた枠の調整等により必ずしも変更が可能であるとは限らない点にご留意願います。
【当直体制について】
当院の当直体制は、以下の強力な7列体制を敷いており、ここに1年次・2年次の研修医が加わって研修を行います。
- 救急科
- 第1:脳神経外科・脳神経内科
- 第2:循環器内科・心臓血管外科
- 第3:外科・整形外科
- 第4:内科諸科
- 第5:産婦人科
- 第6:小児科


当院は、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、および山梨大学医学部附属病院と連携し、「たすき掛けプログラム」に協力しています。本プログラムの研修医は、当院で1年間の研修を行います。

医師臨床研修において、業務を通じたトレーニングのほかに、カンファレンスや講習会などを通じたトレーニングも大事な要素です。以下に当院の取り組みの一例を示します。
○新採用等オリエンテーション及び新採用研修医向け研修会
当院の概要や社会人としての心構えから、医療ガスの取り扱い、豚皮を使った縫合実習、整形外科医による骨折時のシーネ固定術、CVC講習会まで、多彩な研修を約1週間かけて行います。
○AHA BLSコース/AHA ACLSコース
院内で開催されるBLS/ACLS講習は、正式なAHA(アメリカ心臓協会)認定コースです。
○モーニングレクチャー
各診療科が持ち回りでほぼ1年間を通じて行う、多彩なテーマのコンパクトなレクチャーです。
○大型研修会
医療安全や感染対策など、医療従事者として不可欠な知識を習得するための研修会を、全職員を対象に実施しています。
○国立病院総合医学会
全国最大の病院組織である国立病院機構内で開催される学術学会です。多くの研修医が「学会デビュー」の場として積極的に発表しています。
○研究倫理教育eラーニング(APRIN)
医師としての重要な素養である「研究心」を形にするため、一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)のeラーニングを用いた医学研究に関する倫理教育を行っています。
○緩和医療研修
がん診療関係の資格取得において要求される、基礎的な緩和医療研修です。

○身分:期間職員
○給与:約30~40万円(手当込・税別) 賞与なし
○休暇:年休23日間(年間)
○時間外手当・当直手当:あり
○健康保険・社会保険:あり
○住居:リース宿舎あり(家賃補助無、鍵交換費用負担有) 駐車場あり(8,000~10,000円/月)
○勤務医賠償責任保険:自己負担で加入
○当直・当番業務:平均月4~5回程度
※救急科ローテーション期間中は、通常とは異なる当直・当番業務の編成になります。
〇時間外勤務時間
時間外勤務時間前年実績:336時間/年
想定時間外・休日労働時間数:360時間/年(上限960時間/年)
医師の時間外労働規制に関し、A水準を取得する。
当直業務のない通常の日勤及び日直業務においては、原則として始業から24時間以内に9時間の連続した休息時間を付与するが、これが付与できない場合には当該事象が発生した月の翌月末までに代償休息を付与する。
○その他:研修医室に専用机・椅子貸与。図書館のPC(共用)使用可。敷地内駐車場利用可(有料)

当院の研修医として採用が決まった方には、採用前にローテーション希望表を提出していただきます。
各診療科の定員(受け入れ枠)の都合上、必ずしもすべての希望通りに配属されない場合があります。あらかじめご了承ください。

○横浜医療センター初期臨床研修説明会資料(2025年版)(PDF)
○年次報告、プログラム変更・新設届出書(PDF)
○プログラム冊子(PDF)
○指導医名簿(PDF)













