見学生からの質問 Q&A

これまで見学に来て下さった皆さんから頂いたご質問をいくつかQ&A集としてみました。
質問内容メニュー
- どのような学生を募集しているのですか?
- 診療科はそろっていますか?
- 試験があるのですか?
- 試験では何を見ていますか?
- 病院見学をしないと不利になりますか?
- 男女比の調整などをしていますか?
- 研修医同士は仲が良いですか?
- 給与などはどうなっていますか?
- 休日、休暇などはどうなっていますか?
- 当直などはどうなっていますか?
- 救急外来の症例は多いですか?
- 病院はいわゆるハイパー病院ですか?
- 通常の業務ではだいたい何時ごろ帰れますか?
- どんな手技ができますか?
- 地域研修はどうですか?
- 宿舎などがありますか?
- 院内の駐車場は利用できますか?
- (当院の)試験までになにか準備する事はありますか?
- マッチング対策でやったことは?
- マッチングの順位はどのように決めているのですか?
- 初期研修後、そのまま後期研修に移行する事が出来ますか?
Q どのような学生を募集しているのですか?
A 当院で研修する事を望んでいる方であることが第一です。医師として 働く事以上に、社会人としての自覚をもっている人が望ましいと思います。
Q 診療科はそろっていますか?
A 血液内科はなく感染症内科も1回/週ですが、それ以外の診療科は殆どそろっており様々な症例を診ることができます。ホームページをご確認下さい。
独立行政法人 国立病院機構 横浜医療センター 診療科一覧
Q 試験があるのですか?
A 試験はあります。毎年、見直しを考えていますが、ここ数年の選考では、以下の3つの試験を半日で実施しています。
・筆記試験(医師国家試験レベル・30分)
・小論文(2題・各800字程度・計60分)
・面接(1人あたり15分程度)
内容は変更となる可能性もありますが、例年このような形式で行っております。
Q 試験では何を見ていますか?
A 配分は非公表です。きちんと自身を律する事が出来る方を選抜したい、 と考えています。
Q 病院見学をしないと不利になりますか?
A いいえ、不利になることは一切ありません。
当院は、皆さんがこれから2年間研修を行う大切な場所です。ホームページや周囲の話だけでは分からないことも多くあります。実際に見学していただくことで、雰囲気や働く現場のリアルを感じ、良い面・課題となり得る面の両方を知っていただける機会になると思います。
その上で、「ここで研修したい」と思っていただける方に、ぜひお越しいただきたいと考えています。
Q 男女比の調整などをしていますか?
A 公募マッチング方式ですので、特に調整は行っておりません。
選考は、あくまでお一人おひとりの評価に基づいて行っており、性別・年齢・出身大学などによる調整はしておりません。結果として、近年は女性の方の割合が多くなっていますが、これはあくまでその年の応募・選考結果によるものです。
Q 研修医同士は仲が良いですか?
A 同期はもちろん2年目と1年目の仲もよく進路のことや症例のことで相談したりできます。
Q 給与などはどうなっていますか?
A 初期研修プログラムの概要内の待遇をご確認下さい。
初期研修プログラム概要
Q 休日、休暇などはどうなっていますか?
A 当院の初期研修医は、期間職員として週35時間の勤務が基本となります。
勤務形態は、平日4日間がフルタイム勤務(8:30~17:15)、残り1日が半日勤務です。
なお、勤務時間外においても、自己研鑽のために院内に残ることを制限するものではありません。医師として多くのことを学ぶには、ある程度の時間と経験が必要だと考えています。
休暇については、以下の制度があります:
・リフレッシュ休暇:年3日間
・土日・祝日・年末年始の休暇
※ただし、日直・当直の勤務が割り当てられる場合もあります。
しっかりと休養をとることも、医師として重要な仕事の一つです。オンとオフをうまく切り替えながら、充実した研修生活を送っていただきたいと考えています。
Q 当直などはどうなっていますか?
A 研修医の当直は、各診療科での当直ではなく、救急外来での当直勤務となります。
当直や準夜勤の勤務時間は以下の通りです:
・当直勤務:平日 8:30~翌日8:30/土日祝 17:15~翌日8:30
・準夜勤:平日 8:30~23:00/土日祝 17:15~23:00
小児科・産婦人科を除くすべての救急搬送症例、Walkin症例のfirst touch をします。1年目1人2年目1人の計2人で担当します。
*なお、救急科をローテーション中は変則勤務となるため、別の体制での対応となります。
上級医の体制は、救急科が2名、脳神経系1名、循環器系1名、外科、内科 1名ずつ、6名が必ず当直しています。相談と指導を仰ぎながら診療に当たって下さい。
なお、診療に携わる事は少ないかも知れませんが、小児科、産婦人科、麻酔科も 当直しており、救急医療体制は十分に準備されています。
Q 救急外来の症例は多いですか?
A Walkin症例も見るため症例数は多いと思います。また3次救急なので心肺停止の症例やショックで搬送される症例も頻繁に診ます。
Q 病院はいわゆるハイパー病院ですか?
A 自分の勉強時間、睡眠時間などプライベートの時間を妨げられることはありません。
Q 通常の業務ではだいたい何時ごろ帰れますか?
A 通常勤務は、8時30分~17時15分です。
各診療科によりますが、担当可能な患者数です。各診療科の先生方も大変丁寧に教えてくださいます。
勤務時間も各診療科によりますが、どの科も定時を大きく超えることは殆どありません。
Q どんな手技ができますか?
A 研修医に許されている手技はすべて可能で行う機会にも恵まれておりFeed backも丁寧にいただけると思います。
Q 地域研修はどうですか?
A 2年次に4~8週間の地域医療研修を行います。
詳細については、プログラム冊子の「地域医療」欄をご参照ください。
なお、地域研修先は、生協戸塚病院・ゆめが丘総合病院・鹿児島大島病院・長崎県平戸病院等がございます。
プログラム冊子(2024年版)(PDF)
Q 宿舎などがありますか?
A 当院から徒歩約10分の場所に借り上げの宿舎をご用意しております。
※なお、家賃補助はございません。敷金・礼金は不要ですが、退去時に鍵交換費用がかかりますのでご了承ください。
また、研修医の先生につきましては優先的に入居をご案内しておりますが、その年度の退去・入居状況によっては、ご希望に添えない場合もございます。何卒ご了承ください。
待遇
Q 院内の駐車場は利用できますか?
A 上記のリース宿舎に住まれる場合は徒歩圏内のため院内の駐車場は通勤での利用はできません。
2Km以上離れた場所にアパートを借りられる場合は利用可能です。
(利用料:年間24,000円、6月に給与天引き)
Q (当院の)試験までになにか準備する事はありますか?
A 大学の授業なり、部活なり、いつもの通りに過ごしてください。学生生活はあと少しですから、やり残すことの無い様に。
Q マッチング対策でやったことは?
A 一般的な面接対策。小論文対策は時間配分を意識してやりました。
併願した病院 首都圏の2次-3次救急の病院に併願した人が多く(神奈川・横浜市内が特に多い)、病院の病床数も弊院と大きく変わりませんでした。
Q マッチングの順位はどのように決めているのですか?
A マッチングのシステムは、応募者、病院、ともに良いと思うリストを、すべてのマッチング参加者双方をすり合わせて行われるものとなります。 数学的手法であり、双方のリストが全てを決めるため、恣意的な操作を行ってもそれが反映されることはほぼありません。
当院では、医師として、また社会人としてきちんと仕事をして、患者さん、ご家族、同僚、社会で出会う様々な人ときちんと接する事ができる人を育てたい、と考えています。
マッチングに際して例年試験を行いますが、短時間で限られた内容の試験と面接で上記の素養を持った人を選抜することはとても難しい、と考えています。
ただ、”diversity”とまでは行かないまでも、多様な背景を持った研修医が集まる事である種の”良い化学反応”が起こるのでは、と考えています。
Q 初期研修後、そのまま後期研修に移行する事が出来ますか?
A 総合診療医を含め、なんらかの専攻分野を持ってキャリアを作るのであれば、日本専門医機構が定める19領域で設定された専攻医プログラムに参加する必要があります。
当院では内科、外科、救急科、総合診療の4つのプログラムに関して基幹プログラムを認定されています。それ以外の専攻をする場合はそれぞれのプログラムに応募しなくてはなりません。
ただ、多くのプログラムはいくつかの協力施設を期間中に異動しながら経験を積む形になっているため、当院にずっと残る形にはならないと思います。
