院長ご挨拶
院長挨拶
2023年4月に院長に就任しました。宇治原 誠(うじはらまこと)です。
当院は、戦前に戸塚海軍病院として設立され、戦後には国立戸塚病院として発足し、更に国立横浜病院に名称変更の後、国立横浜東病院と統合し、2004年に独立行政法人国立病院機構横浜医療センターとして現在に至っております。当院は、横浜市南西部中核病院として位置づけられ、高度急性期病院として地域医療に貢献しております。
近年、医療においては標準化、安全、地域完結が重要視されるようになりました。当院もこれに対応すべく、2004年にクリティカルパスを本格的に導入し、2006年には日本医療機能評価機構の認定病院として認められ、包括医療制度に対応するDPC病院にも認定されました。また、2007年には地域医療支援病院にも指定され、2010年には免震構造の新棟が全面的に建て替えられました。東日本大震災の際には、地震の衝撃による建物の損傷を最小限に抑え、診療機能を維持することができました。
当院は、2020年からのコロナ禍において、横浜市、神奈川県のコロナ対応中核・拠点病院として、責務を果たし続けております。診療面での困難な時期もありましたが、職員の献身的な努力に加え、一般市民、企業、行政、そして戸塚、横浜に縁のある皆様から、たくさんの感謝のメッセージやご支援をいただいたことで、職員は気持ちを折ることなく、コロナ診療と一般診療に従事できたと思います。
当院は32の診療科により診療を提供しております。また、救命救急センターおよび地域周産期母子医療センターを備え、横浜市小児救急医療拠点病院に認定されております。さらに、神奈川県がん診療連携指定病院および災害拠点病院としても指定を受けております。これらの役割を果たすため、今後も怠ることなく病院機能および診療機能の強化をはかってまいります。
当院は専門医療および急性期医療を提供する一方、地域の医療機関や行政機関と協力し、地域住民の健康に貢献してまいります。皆様からのご支援をよろしくお願いします。
2023年4月1日 院長 宇治原 誠