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院長メッセージ

『病院の正面玄関開錠時間変更と病院の「働き方改革」について』 令和元年 5月

 4月より正面玄関の開錠時間の変更を行いました。これに関し、患者さん方から多くの問い合わせやご意見を頂戴しております。ご不便をかけ申し訳ありません。
 なぜこういう事を病院は行ったのか、どういう意味があるのか等の背景を説明させていただきます。
 2019年4月より「働き方改革関連法案」が施行され、医療機関で働くすべての人に時間外労働時間の上限規制(原則月45時間、年360時間)が始まりました(罰則規定あり、医師は5年間の猶予あり)。また、当院が所属する日本最大の病院グループである国立病院機構は、病院事務職員の過労死問題で昨年度処分を受けています。これらを受け、当院でも労働法制遵守のための取り組みが開始されています。
 まず、職員の出退勤管理の強化(時間外出入り口の先に出退勤管理の機器を設置)や、事務職員の業務軽減対策を行っています。この一環として、玄関開錠時間の変更を実施いたしました。(実は7時台は病院にとって職員数が少ない「魔の時間」で、30分遅らせる事で職員の業務負担はかなり軽減されます。まさに「朝の30分」です。)
 当院は、地域中核病院として24時間365日の高度医療供給体制を保つことが最大の命題です。これはコンビニでも24時間体制の再検討が始まる等、「働き方改革」と整合性をとるのが非常に難しい状況です。医師に関しては5年間の猶予期間がありますが、5年後から対応すればよいではなく「5年間でこの体制を作らないと罰をあたえる」という意味合いが強いと考えています。
 一昨年、労働基準監督署の査察を受けた某大学病院は、数か月にわたり周産期や救急医療体制に影響が出る事態となりました。今後適正に「働き方改革」に対応しないと、5年後に当院の機能が急落する可能性があります。
 地域の「最後の砦」病院である当院は、24時間365日の高度医療供給体制を維持する事を第一に考え、様々な取り組みを今後もおこないます。医療費を上げる事の出来ない状態 (人員増は不可) での「働き方改革」を達成するためには、病院間の機能分化や患者さん方のご協力が不可欠となります。
 ご不便をおかけする事もあると存じますが、当院を存続させるために必要な「働き方改革」です。ご理解をお願いいたします。




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