院長メッセージ
『病院の改装―更なる診療機能の向上を目指して―』 2019年7月
当院をご利用いただいている皆様、病院の正面玄関開錠時間変更にご協力いただきありがとうございます。おかげさまで採血室業務を担当している臨床検査科スタッフや外来案内を担当する事務部門等の業務負担の軽減が出来ております。
さて、本日は当院の改装について説明いたします。
当院は2010年に新築し10年目を迎えています。旧病院時代に比べ、手術件数は約2倍(旧病院時代は3000件が昨年度は約5900件)、医師数も約90名から162名に増加しています。皆様のご支援により、周辺の同規模病院から目標とされる病院となりました。
この間、診療機能を上げるために医療機器の更新・増設をおこなってきました。一昨年度は最新のCT装置への更新を、昨年度は3T(テスラ)MRI装置の追加導入を行い、最新の画像診断体制を整えました。今年度は外来にPCC(入院調整センター)の増設をおこない、手術予定症例が、検査や説明等の漏れ等が無く、安全で納得できる手術医療を受けていただく体制を整備中です。さらに今月(7月)から血管造影室の増設工事が始まります。秋からは血管造影装置が3台体制となり、周辺施設では対応が難しい脳血管や心臓疾患の定時及び緊急カテーテル治療がさらにスムーズに行えることとなります。
ただ、このように急速に病院機能を上げたため、各所でその歪が出始めています。当院は免震構造のため地震には強いのですが、簡単に増築が出来ない構造となっています。手狭な外来ブースや少ない手術室数等の状況を改善するため、現在来年度以降の改装計画を立案中です。
皆様には待合室や周囲の廊下の狭さ、会計時の行列等でご迷惑をおかけして申し訳ありません。改造により少しでも改善したいと考えております。ただ当院の機能を考えますと、高度で安全な医療をこの地域で保つことが、皆様への最大のサービス向上と考えております。ご理解をよろしくお願いいたします。