院長メッセージ
『「新しい時代へ」―年の初めに―』 2020年1月
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
当院は2010年4月に新病院に移行し、丸10年を迎えようとしています。開院当初、「この広大な駐車場が満車になる事があるのだろうか」と考えていました。しかし最近は駐車枠に収まらない事が多々あり、患者さん方やご家族の方々にご迷惑をおかけしています。また、皆様からご指摘いただいていた院内の草刈りや台風の影響で傷んだ看板等の修復(1月末予定)等は、改善の目途が立っております。さらに外来ホールで、横浜市立大学と東京藝術大学が協同で実施しているクリエーティブホスピタルプロジェクトの一環である、プロジェクションマッピングが開始されています(本年9月末まで、壁時計がからくり時計の様に5分に1回数字が動きます)。今後も患者さん方が心地よく当院を利用していただけるよう努力いたします。
さて、本業である医療に関してです。当院は地域拠点病院としての役割を強化するため、各種機器の更新や増設、院内の小改造をおこない、地域の皆様から選ばれる病院を目指してまいりました。しかし、この10年の医療の進歩及び地域状況の変化は著しく、計画時に想定されていた診療内容・診療規模を超える状況となっています。当院は11月の院長メッセージで詳細を説明させていただいた「地域医療構想」における高度急性期機能病院です。この機能を保ち、さらに向上させるためには病院の拡充が必須となっています。
日本は今、世界のどの国も経験した事のない「新しい時代」を迎えつつあります。団塊の世代が全て高齢者となる2025年、そして医療需要がピークを迎える2040年を目指し、当院は今後様々な計画を進捗させる予定です。本年はそのスタートとして非常に重要な年と考えております。
今後とも皆様のご協力とご理解をお願いいたします。