院長メッセージ
『「熱中症」と「ゲリラ豪雨」』
2024年9月
暑い日はまだまだ続きます。熱中症にならないよう対策をとっていただきたいと思います。また「ゲリラ豪雨」は災害になることも少なくありません。お気をつけていただきたいと思います。
「熱中症」や「ゲリラ豪雨」という言葉は私の子供の頃にはなかったと思います。熱中症の一部とされる「日射病」(直射日光が当たることが原因の熱中症)が広くに使用されていて、外で遊ぶときは帽子をかぶれとよく言われたものです。しかし、現在、熱中症対策の一つである「水を飲むように」とはあまり言われませんでした。むしろ部活の練習中などでは炎天下でも水を飲んではいけないとされていて、今考えると、非科学的な練習法であり、身体にはとても危険なものであったわけです。ただ、当時は日射病(熱中症)で倒れ、救急搬送されることは現在より少なかったかもしれません。昔は今ほど暑くなかったと我々世代の方がおっしゃるのをよく耳にしますが、全く同感です。
「ゲリラ豪雨」の言葉が広まったのは2000年代からのようですが、確かにそれ以前は短時間の局地的豪雨は今ほど問題にならなかったように思います。夕方の短時間の雨である「夕立」は子供の頃、夏には割と頻繁にあったように記憶していますが、現在あまり「夕立」に出会うことがなくなったように思います。「夕立」後、雨があがって、すっかり晴れ、土や木々やアスファルトを濡らした雨が香りをまとって水蒸気になるような独特な匂いを嗅ぐことが現代ではあまりなくなったように感じています。
天候と体調は密接に関連します。お気をつけてお過ごしください。