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院長メッセージ

『酷暑とエアコン』

2025年9月

 厳しい暑さが続いています。年々、暑さが厳しくなっているように感じますが、これは地球温暖化の影響なのでしょうか。最近見たニュースでは、東京湾にサンゴが広がり、熱帯魚が増えている一方で、沖縄では海水温の上昇によりサンゴが死滅しているとのことでした。とても心配です。

 先日、自宅のエアコンが故障しました。冷気は出ていたのですが、室内機から水が噴き出し、部屋が水浸しになってしまいました。数日後、業者の方に修理していただいたところ、原因は室外への排水ホースにセミが入り込み、詰まらせていたことでした。取り出していただいたセミはそれほど大きくはなく、このサイズでホースが詰まるのかと驚きました。セミが涼を求めたのか、あるいは上に昇る性質があるのかは分かりませんが、同様の故障は珍しくないようで、ホースの出口に虫が入らないよう網を取り付けておくとよいとのことでした。
 長く生きてきたつもりですが、まだまだ知らないことがたくさんあると感じました。

 当院・横浜医療センターは2010年に新築・建て替えを行い、今年で15周年を迎えました。建物や機器は適宜、修理や更新を行っていますが、時には不具合や故障が発生します。エアコンも例外ではありません。さすがにセミが原因となった故障は当院では経験しておりませんが、病院ではほぼ一年中稼働しているエアコンの故障は、季節を問わず発生します。
 とはいえ、夏季に故障が起きてしまうと、近年の酷暑の中ではエアコンなしでの入院生活は困難です。故障から復旧するまでの間、スポットクーラーや氷柱を病室に設置するなど、できる限りの対策を講じておりますが、入院患者の皆様にはご不快な思いをさせてしまうこともあり、心より申し訳なく思っております。

 暑い夏はまだしばらく続きそうです。外来患者の皆様、入院患者の皆様、そしてご家族の皆様には、どうかご体調に十分ご留意のうえ、お過ごしいただけますよう心より願っております。

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