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がんに関する統計


2022年   全国集計提出数
2022年症例 部位別割合等
2022年症例 年代別件数(男性)
2022年症例 年代別件数(女性)
2022年症例 ステージ別件数

「がん登録」は、がんの罹患(病気にかかること)や転帰(最終的にどうなったか)という状況を登録・把握し、分析する仕組みであり、がんの患者数や罹患率、生存率、治療効果の把握など、がん対策の基礎となるデータを把握するために必要なものです。がん対策を推進するためには、正確ながんの実態把握が必要であり、その中心的な役割を果たすのが、がん登録です。

がん登録は平成25(2013)年12月に 「 がん登録等の推進に関する法律 」が成立しました。この法律は、 全国がん登録の実施やこれらの情報の利用及び提供、保護等について定めるとともに、院内がん登録等の推進に関する事項等を定めており 、 平成28(2016)年1月1日から施行されました 。

がん統計に関しては「国立がん研究センター」(最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計] (ganjoho.jp) に最新の情報が掲載されています。

2022年症例統計     ※集計の対象・・・横浜医療センターがん登録データより

1.2022年全国集計提出数
2022年全国集計提出数

 2022年1月1日から12月31日の間に当院で診断、または他院で診断後に当院を初診したすべての悪性新生物(がん)と、良性の頭蓋内腫瘍(脳、脊髄腫瘍含む)を集計します。この場合の初診とは、腫瘍に対して初めて受診した日を指します。
「1腫瘍1登録」のため、1人の患者さんが異なる2つのがん(多重がん)で受診した場合は2件として集計されます。

2.2022年症例部位別割合等
2022年症例部位別割合等

 2022年は昨年に比べ前立腺、結腸、直腸、食道がやや増加しました。5大がんの胃癌、大腸癌(結腸+直腸)、肺癌、胃癌のほかに、頭蓋内腫瘍(良性含む)は県内でも比較的割合が高めです。泌尿器科や婦人科、皮膚科など、幅広いがんに対応しています。

【セカンドオピニオン】
 他施設で診断されたがん診療に対するセカンドオピニオンを受け入れています。また、当院で診断され、提案された治療に対する他施設でのセカンドオピニオンも可能です。担当医の診察時にご相談ください。

3.2022年症例 年代別件数
*上位10部位を抜粋表示しています。
2022年症例年代別件数(男性)

2022年症例年代別件数(女性)

 男性は引き続き前立腺癌の患者さんが最多で、60~80代がピークです。その他のがん腫は70代以降の登録が増えています。2022年も大腸癌(結腸+直腸)が増加し、肺癌、胃癌と続きます。女性はAYA世代(※)から40代の子宮頚癌が多いことが特徴的です。子宮頚癌は上皮内癌の割合が高く、検診(妊娠を含む)をきっかけとした発見や、前がん状態からの経過観察での発見が増えています。乳腺は50代がピークですが、70代で再び増加しています。 男女ともに前年のピークと比べると、いずれの癌腫も70代から増加し、80代の症例増加が顕著でした。 年齢に関係なく、患者さんの状態を鑑みながら最適な治療法を提案しています。
(※AYA世代・・・思春期及び若年成人のことで、15歳~39歳の間に発生するがんを指す)

4.2022年症例 ステージ別件数
2022年症例年代別件数

※当院での登録数が多いものを抜粋しています。院内がん登録では、TNM悪性腫瘍の分類(UICC)第8版をもとにステージ分類を行っています(2025年4月現在)。

※0期は上皮内癌で、非浸潤癌です。(0期がない部位もあります)

【予後情報について】
 癌腫ごとの予後については、「がん情報サービス」の院内がん登録生存率集計結果閲覧システム(https://hbcr-survival.ganjoho.jp/)で調べることができます。
 癌腫ごとに3年、5年、10年予後について集計されています。

診療の詳細は、各診療科のページをご参照ください。
各診療科のページ

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