横浜医療センター ブログ
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診療
院内研究発表会を開催しました📝
2024年02月09日
今週月曜日、関東では午後から雪が降り帰宅時間頃は交通に影響が出て大変でしたね。
昨年12月に院内研究発表会(第30回クリティカルパス大会)を開催しました。
過去のブログでもご紹介していますが、当院では各病棟や部門が、クリティカルパス(入院中の予定をスケジュール表のようにまとめた診療計画書:以下パス)を新たに作成したり、既存のパスの定期的な見直しを行い診療の質を向上する活動を行っており、その活動の成果を発表する場として、毎年パス大会を行っています。
なお、今回は、3月10日に開催される日本医療マネジメント学会神奈川大会(大会長:当院宇治原院長)を見据え、パス以外の研究も発表可能とし、発表の中には放射線科の誘導サインやトイレサインが分かりにくいという患者さんのご意見から改善を行ったという内容もありました。
また、第1回目パス大会は今から20年前の2003年12月に開催されたのですが、当時を知る宇治原院長から次のようなお話がありました。
『2002年~2003年頃、全国の病院でパスの導入が始まりました。当院でもその時期にパスの運用を開始し全部署で発表を行うことによって、啓蒙してきました。
第1回目の大会では、糖尿病チームケアユニットの作成についての発表があり、そこから当院でのチーム医療が始まりました。当初はチームを作るために色々な部分で苦労しました。
パスの真髄は「連携」です。そのため、これからも常に患者さんと医療者をセットで考え、パスを通して医療の標準化を作ってほしいです。病院では医師や看護師が定期的に入れ替わります。標準化は必ず必要で医療安全にもつながります。』
今大会の優秀賞3部門🎊
🏅集中管理部「アンギオ室において迅速な業務対応を行うための医療材料・医療機器の整理整頓」
🏅栄養管理部「院内栄養管理体制の改定による栄養管理業務の効率化」
🏅西2病棟「統合失調症患者の疾病心理教育を導入して」
今後も定期的に院内研究発表会を開催し、当院の医療の質を高めていきたいと思います。
J.M.Sプログラムに参加しました
2023年10月27日
今日は、先週実施された「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー(J.M.S)」の報告です。
J.M.Sとは、子育て・介護・仕事など多忙な平日を過ごす女性のために「10月第3日曜日に全国でマンモグラフィー検査が受診できる環境作り」を目指し、日本乳がんピンクリボン運動(認定NPO法人J.POSH)が全国の医療機関に呼びかけ、2009年から開始した取り組みです。
当院では今年で3回目の参加となり今年度は10月15日(日)に開催されました。
今年はさらに多くの方に知っていただくために、自治会・町内会の皆様にご協力いただき、当院近隣にお住いの方々への開催案内チラシの回覧をさせていただきました。
また戸塚駅周辺のPRボックスへも開催案内チラシを配架させていただきました。
たくさんのご予約をいただきありがとうございました。
乳がんについて乳腺外科の先生にお話を伺いました。
🎗乳がんについて教えてください
「乳がんは女性がかかるがんの中で一番多く、年間約9万人の人が乳がんと診断されます。早期発見すれば治る可能性が高いため、定期的な検診受診と自己触診をお勧めします。」
🎗年齢的に注意した方がいい年代はありますか?
「近年は高齢の方の乳がんも増えてきていますが統計的には40歳から60歳代に罹患率のピークがあります。そのため、40歳以上の方は積極的に検診を受けていただきたいと思います。なお、30歳代の方の乳がんも増えてきていますので、血縁の方に乳がんの既往がある場合などは積極的な検診受診をお勧めします。」
【受診された方からのアンケート】
・女性限定で安心して受診できた
・平日受診できないので日曜日で良かった
などの感想をいただきました。
平日多忙でなかなか病院に行くことができない女性の方々にこの活動を知ってもらい、さらに多くの方に参加していただけるよう、取り組んでいきたいと思います。
血液浄化センターが開設しました
2023年06月30日
今週は真夏日を思わせる蒸し暑い日が続きましたね。
今年は暑い期間が長くなると予想されていますので体調管理に気を付けて過ごしましょう。
さて、かねてより西2階病棟エリアの一部を改修、整備しておりました血液浄化センターがこの度竣工し、令和5年6月13日より新たにスタートいたしましたのでご紹介します。
当院ではこれまで血液透析等の治療は救急病棟の病室を利用して実施してきましたが、今回新たに血液浄化センターを開設することにより、救急病棟のすべてのベッドを救急患者さんのために活用することができるようになりました。
当院の血液浄化センターは入院患者さんの血液透析・血漿(けっしょう)交換などを行うためのお部屋となっており、窓が多くとても明るい環境です。
🔹血液透析…腎不全の患者さんに対して、機械(血液透析器)に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を取り除き、血液をきれいにする治療です。
🔹血漿(けっしょう)交換…主に免疫の異常がある患者さんに対して、血液中に存在する病気の原因となる物質を除去するための治療です。血液中の血漿だけを交換するため、血漿交換と呼ばれます。
完成に伴い内覧会を開催し医師会の会長や近隣医療機関の先生方にお越しいただきお祝いのお花をいただきました。
内覧会では、宇治原院長、血液浄化センター長(腎臓内科部長)からのご挨拶や、横浜市立大学附属病院 田村主任教授のご挨拶、テープカット式が執り行われました。
今後も当院では、地域完結型医療の維持を目指し、診療能力を上げ続ける努力をしていきます。
第29回クリティカルパス大会を開催しました🏆
2023年02月10日
本日はみぞれ混じりの冷たい雨が降っています。
このあと雪となるようですが、昨年のように積もるのでしょうか、心配です。
春の訪れまでもう少し時間がかかりそうです。
さて、1月30日に(先月末に)クリティカルパス大会を開催しました。
コロナ禍でしばらくはポスター掲示方式による発表でしたが、3年ぶりの会場発表で大変盛り上がりました。
「クリティカルパス」とは、医療スタッフと患者さんが治療の情報を共有するために作成する、「入院中の予定をスケジュール表のようにまとめた診療計画書」のことです。
入院すると、手術や検査はどのようなスケジュールで行うのか、退院はいつできるのかと不安に思うことがたくさんあります。
医療従事者が予定を把握するのはもちろんですが、患者さんご自身で予定を把握することは、安心して治療や入院生活を送るために重要です。
そのため、当院では各病棟や部門が、クリティカルパスを新たに作成したり、より良くなるよう見直すなどの改善活動を行っており、年に1回、クリティカルパス大会でその成果を発表しています。
今回の発表での最優秀賞は、東6病棟の「コイル塞栓術、ステント留置術のDPCに合わせたパス日数短縮について」でした。
患者さんから術後の絶対安静が辛かったという訴えが多く聞かれていた手術ですが、今回クリティカルパスの改善を行った結果、患者さんが術後すぐに寝返りを打つことや起き上がることができるようになり入院期間の短縮につながったことが評価されました。
今後もこうした医療の質を上げるための取り組みを続けてまいります。
J.M.S(ジャパン・マンモグラフィー・サンデー)の終了報告
2022年11月09日
こんにちは、寒暖差が大きく、皆様体調を崩しておられませんか。
夜はすっかり秋の虫の声になりましたね。月もきれいに見える気がします。
さて、今回のブログは10月16日に行われたJ.M.Sについて紹介します。
J.M.S(ジャパン・マンモグラフィーサンデー)とは、子育て・介護・仕事など多忙な平日を過ごす女性のために「10月第3日曜日全国どこでもマンモグラフィー検査が受診できる環境作り」を目指し、日本乳がんピンクリボン運動(認定NPO法人J.POSH)が全国の医療機関に呼びかけ、2009年から開始した取り組みです。
当院はこの取り組みに賛同し、昨年から実施しています。
昨年より受診希望の方や、乳腺エコーを同時に希望される方も増えています。
乳がんは検診で早期発見できる病気です。
この取り組みが実を結び、一人でも多くの笑顔が守られますように…
ジャパン・マンモグラフィー・サンデー(J.M.S)をご存知ですか?
2022年09月22日
「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー(J.M.S)」とは、平日に仕事や介護、子育てなどに忙しく、検診を受けにくい女性が、10月第 3日曜日に乳がん検診を受診できるようにしましょうという活動です。当院でもこの活動に賛同し、10月16日(日)に乳がん検診を実施します(今年で2回目の実施です)。
平日に実施している検診は40歳以上を対象としていますが、今回の検診では20歳以上を対象にするとともに、従来の検査(視触診とマンモグラフィー検査)に加えて乳腺エコーも選択して受診できるようにしています。
日本人女性の9人に1人が乳がんになると言われています。早期発見で適切な治療を受ければ生存率が高いがんなのですが、検診率は5割以下という状況です。
今まで忙しくて乳がん検診を受けたことがない方、ここ何年か乳がん検診を受けていない方、この機会にいかがでしょうか。
当院では新型コロナウィルス感染対策として、患者さんごとの機器のアルコール消毒はもちろんのこと、できるだけ待ち時間を少なく、また検査時間が重ならないようにしています。
また、医師・検査スタッフは全員女性です。
🎞案内動画はこちらからご覧ください。
第28回クリティカルパス大会を開催しました(その2)
2022年03月18日
今日は前回お知らせしたパス大会の「最優秀賞」をご紹介します。
今回のパス大会には全8チームが参加し、「最優秀賞」は1チーム、「優秀賞」は2チームが受賞しました。
最優秀賞は、骨折した人(特に骨粗鬆症の人)が、当院の治療後に再度骨折しないよう予防(2次骨折予防)する取り組みを行った東5階病棟のチームでした。
当チームは多職種で連携しながら、対象の患者さんに対して、骨折の治療だけでなく、骨粗鬆症や生活習慣の指導などの働きかけを積極的に行っています。
そして今回、橈骨遠位端骨折のパスを見直して、退院後でも骨粗鬆症の検査やその治療につながるようにするなど、患者さんへの指導内容をさらに充実させました。こうした取り組みが評価され、受賞となりました。
院長講評より引用となりますが、このコロナ禍は「効率的な医療の流れ」を求めています。今後も効率と医療の質を上げるよう、更なる改善を実施してまいります。
第28回クリティカルパス大会を開催しました(その1)
2022年03月11日
2月上旬~中旬に「第28回横浜医療センタークリティカルパス大会」を開催しました。
「クリティカルパス(略してパス)」とは、医療スタッフと患者さんが治療の情報を共有するために作成する、「入院中の予定をスケジュール表のようにまとめた診療計画書」のことです。
パスは大きく分けて2種類あり、院内のみで利用するパスを「院内パス」、地域にまたがって利用するパスを「地域連携パス」と呼んでいます。
パスは一度作成して終わりではなく、効率的で安全な医療の提供を目指し、パスの質の向上のために改善活動を行います。当院では各病棟や部門が、新規のパスや改善したパスの運用について発表する場として、毎年「クリティカルパス大会」を開催しています。
今年で28回目となり、「地域連携パスを意識した院内パス大会」という位置づけで行いました。
なお、例年は発表形式で行われていましたが、コロナ禍となり昨年と今年は掲示形式で開催しました。
パス大会の「最優秀賞」は次回のブログでご紹介したいと思います!
J.M.Sプログラムに参加しました
2021年10月28日
こんにちは。寒さも次第につのり、朝夕はめっきり冷え込む今日この頃です。
さて、今日は「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー(J.M.S)」のお話です。
J.M.Sとは、NPO法人J.POSHと全国の医療機関が協力して、平日は仕事や子育てに忙しく検診を受けに行きにくい女性が、日曜日に「乳がん検診」を受けられる環境づくりへの取り組みのことです。当院では今年初めてこの活動に参加し、10月17日の日曜日に乳がん検診を行いました。
平日に実施している検診は40歳以上を対象としていますが、今回の検診では20歳以上を対象にするとともに、従来の検査(視触診とマンモグラフィー検査)に加えて乳腺エコーも選択して受診できるようにしました。予約はすぐにいっぱいになり、乳腺エコーを受診される方も多く、乳がん検診に対する意識の高さを感じました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、受診された方から「日曜日だと助かるわ。ありがとう。」とのご感想をいただきました。当院は来年も引き続きJ.M.Sに参加する予定で、多くの方が乳がん検診を受診できる環境づくりを進めてまいります。