
本ページの情報は地域保険薬局の薬剤師向けに作成しています
心不全薬剤管理における地域薬局との連携について
横浜医療センターでは、患者さんに安心・安全で質の高い医療を提供するため、地域の医療機関や薬局との連携強化に積極的に取り組みたいと考えております。
連携の目的
- 患者さんの安全確保:心不全患者さんの再入院防止と服薬アドヒアランスの向上
- 継続的な薬剤管理:入院中から外来・在宅まで一貫した薬剤管理の実現
- 地域医療連携の推進:厚生労働省「患者のための薬局ビジョン」に基づく連携体制の構築
連携の流れ
1.退院時の情報提供
- 病棟薬剤師が心不全薬剤管理サマリーを作成し、同意を得た患者さんに対して心不全薬剤管理サマリーを提供いたします。
患者さんはかかりつけ薬局へ心不全薬剤管理サマリーをご提示いただきます。
- ※退院直後に患者さんが(次回以降の外来受診後フォローのご依頼ご相談のために)かかりつけの薬局へお伺いする可能性があります
2.継続的な服薬管理
- 地域薬局での適切な服薬指導の実施をお願いいたします。
- 患者さんの服薬状況や体調変化の継続的なモニタリングをお願いいたします。
3.心不全体調チェック項目の確認のお願い
- 退院時に看護師より「心不全体調チェック表」を患者さんに渡してあります。
- 不全薬剤管理サマリーにも記載してあるものなので再度確認をお願いいたします。
4.情報共有とフィードバック
- 薬局から病院への服薬状況や患者状態の報告をお願いいたします。
- Faxもしくは郵送にてお願いいたします。
- 心不全薬剤管理サマリー裏面または以下のフォーマットをご活用ください。
薬局→病院返書用ファイル: Excel ・ PDF - お送りいただいた内容は担当薬剤師が確認の上、医師にフィードバックいたします。
患者さんへのメリット
安全な薬物療法:
- 入院中から外来まで一貫した薬剤管理
服薬支援の充実:
- かかりつけ薬局での継続的なサポート
再入院リスクの軽減:
- 適切な服薬管理による病状安定
QOLの向上:
- 専門的な薬剤管理による生活の質の向上
「不全薬剤管理サマリー」にも同内容を記載していますのでご活用ください。
本件に関するお問い合わせ: 横浜医療センター薬剤部 (担当:青山、日下部)へお願いします。
「心不全薬剤管理の連携について」とお伝えください。
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